今年度入社しました新人の狩野です。
自分の勉強も兼ねて、ビジネスメールを書く際に押さえておきたい、ポイントをまとめました。
目次
宛先は正確に書く
株式会社マジカルリミックス ◯◯◯◯◯事業部 部長 ◯◯◯◯ 様
まずは1行目に社名を書きます。「株式会社」や「有限会社」は省略せず、社名の前に付くのか後につくのかも確かめます。
2行目に部署名。部署名が分からない場合は、省略しても大丈夫です。
3行目にフルネームを様付けで書きます。相手に「部長」や「課長」などの肩書きがある場合は、名前の前に書きます。
冒頭は「あいさつ」+「名乗る」ことを忘れずに
書き出しでは、あいさつを一行添えます。また、誰からのメールなのかすぐ分かるよう「◯◯◯会社 ◯◯部の◯◯と申します」「◯◯◯会社の◯◯です」のように名乗ります。
下記に、ビジネスメールの書き出しフレーズを調べてみました。
はじめましての場合
- はじめてご連絡いたします。
- 突然のメールで失礼いたします。
久しぶりの場合
- お久しぶりです。
- ご無沙汰しております。
- ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしですか
いつもお世話になっている場合
- 日頃は大変お世話になっております。
- いつもお世話になっております。
- いつもお引き立ていただき、ありがとうございます。
- いつもお手数をおかけしております。
その他
- ご連絡ありがとうございます。
- さっそくお返事をいただき、うれしく思います。
- 先日はお世話さまでした。
- 先日はお疲れさまでした。
- 先日はごちそうさまでした。
本題
いよいよメール本文(本題)を書きます。
本文は「結論(だからどうしたい、だからどうしてほしい)」→「理由(なぜ?)」→「詳細(詳しいことは最初に書かない)」の順番に書くと、伝わりやすいそうです。
手直し前
【詳細】 6月16日(月)午前10時より予定しておりました打ち上合わせには 弊社 ◯◯も同席させていただくことになりました。 【理由】 しかし、実は、急な用件が起こりまして、 明日より東京への出張を命じられました。 【結論】 6月16日(月)午前10時より予定しておりました 打ち合わせですが、申し訳ありませんが、可能であれば 23日の週に変更させていただけませんでしょうか? 【結び】 ご迷惑をおかけして大変恐縮ですが、23日の週であればいつでも 結構ですので、ご検討くださいますようお願いいたします。
手直し後
【結論】 6月16日(月)午前10時より予定しておりました 打ち合わせですが、申し訳ありませんが、可能であれば 23日の週に変更させていただけませんでしょうか? 【理由】 実は、急な用件が起こりまして、 明日より東京への出張を命じられました。 【詳細】 また、打ち上合わせには弊社 ◯◯も同席させていただくことになりました。 【結び】 ご迷惑をおかけして大変恐縮ですが、23日の週であればいつでも 結構ですので、ご検討くださいますようお願いいたします。
結び
本文を受け、結びの文章を書きます。
下記、ビジネスメールの結びフレーズの例です。
通常
- 何卒よろしくお願い申し上げます。
- ご高配賜りますようお願い申し上げます。
- (どうぞ)よろしくお願いいたします。
- ◯◯様にもよろしくお伝えください。
後日、連絡が必要な場合に
- (それ)では、決まり次第ご連絡させていただきます。
- (それ)では、またご連絡いたします。
- (それ)では、分かり次第ご連絡させていただきます。
返事が必要な場合
- ご返信をお待ち申し上げております。
- お手数ですが、ご一読のうえご返信をお願いいたします。
- 恐れ入りますが、ご確認のうえご返答をお願い申し上げます。
- 恐縮ですが、至急、ご返信をお願いいたします。
- お手数ですが、10日(月)午前中までに、ご返信いただけますようお願い申し上げます。
簡潔に
用件のみにて失礼します。
署名を付ける
メール本文との境目が分かるように、「—————」のような仕切りを付けます。
所属、名前、連絡先を必ず書きます。
-------------------------------------------------------------------- 株式会社マジカルリミックス ◯◯部 ◯◯◯◯◯ 〒980-0014 仙台市青葉区本町2-1-8 第一広瀬ビル2F TEL:022-217-7890 FAX:020-4668-2407 E-mail :xxxx@xxxx.co.jp --------------------------------------------------------------------
送信する前に
読み返してみる
送信する前に必ず読み返すようにします。「相手から見て、自分の立場はどこなのか」を考えて、失礼が無いように見直します。
思いやりや感謝の気持ちを表す一文を加える(本題と結びの間などに)
この記事を書く前に、メールの書き方に関する本を会社の先輩に教えていただきました。
『和田裕美の性格がよくなるメールの書き方』では、「情報(伝える内容)」と「感情(思いやりや感謝など気持ち)」のバランスを考えた文章の書き方を紹介しています。
たしかに仕事を進める中で、メールの文面でも「感謝の気持ち」や「思いやり」が見えると気持ちがいいですよね。
メールの書き方マナーを守りながら、「受け取って気持ちのいいメール」を目指したいと思います。
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